太陽光発電と蓄電池によるバーチャルパワープラントを考える

太陽光発電と蓄電池を組み合わせた次世代のエネルギー供給を本気で考えます

【2021年版】太陽光発電+蓄電池の補助金

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【2021年版】太陽光発電+蓄電池の補助金

太陽光発電システムと蓄電池を組わせて利用すると電力の自給自足が可能となり、電気代の大きな節約が期待出来たり、停電時の電力確保ができるなど多くのメリットがあります。しかし太陽光発電システムと蓄電池の導入については本体価格と工事費を合わせて数百万円になるため、気軽に検討ができるものではないでしょう。そんな太陽光発電システムと蓄電池の導入でうまく利用したいのが補助金です。補助金を利用することによって導入費用を大きく軽減することができます。

残念ながら国からの補助金については太陽光発電システム・蓄電池ともに終了しており、それぞれの設備について再度、国からの補助金が支給されることはないといわれています。太陽光発電システム、そして蓄電池に対する国の補助金は、普及を目的としていたため、普及と共に補助金制度自体が廃止となっているのです。しかし国からの補助金を全く期待することができないわけではなく、分散型エネルギーリソースを活用した次世代技術構築実証事業、DERと呼ばれる事業を活用することによって補助金を利用することができます。

DERとは、今後の電力需要の増加を見越して電力会社への集中を分散させ、安定した電力供給を行うことを目的としており、各家庭を小規模の発電所として利用することを目的とした事業です。日本は世界的にみても停電の少ない国で、これは電力供給が安定していることによるものです。しかし、今後世界はますます電子化し、IOT機器などが増加して電力需要が高くなることが予想されています。DERはそうした電子社会でも安定した電力供給を行い、電力コストの削減を目指すための取り組みであり、新しい社会の形態に対応するための事業なのです。

DER補助金は、既に太陽光発電が設置されている、または太陽光発電と同時に蓄電池を設置する場合が対象となっており、最終的には太陽光発電システムと蓄電池、そして住宅内の電力をより効率的に運用するためのシステムであるHEMSの3つが揃っていることが条件になります。