太陽光発電と蓄電池によるバーチャルパワープラントを考える

太陽光発電と蓄電池を組み合わせた次世代のエネルギー供給を本気で考えます

太陽光発電システムと蓄電池の価格相場

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太陽光発電システムと蓄電池の価格相場

太陽光発電システムと蓄電池を組み合わせて利用すると、太陽光発電システムで作り出した電力を蓄電池に貯めて夜間に利用するといった、電力の自給自足が可能になります。そのため台風や地震による自然災害で長時間の停電が発生しても、機器の損壊がなければ、発電・蓄電・電力供給ができ住宅中で電化製品を利用することができます。

そんな災害に強い太陽光発電システムと蓄電池ですが、導入費用が気になるところです。太陽光発電システムと蓄電池の価格はメーカーや機能によって大きく異なるため、選ぶ上で相場を知っておきましょう。経済産業省資源エネルギー庁の調査によると、2021年の住宅用太陽光発電の相場価格と平均設置容量は。設置容量5.00kW、設置費用137.5万円、1kWあたりの価格27.5万円/kWとなっています。

蓄電池は種類や容量によってサイズと価格が大きく異なり、販売店によっても価格にばらつきがある状態ですが、住宅用の据え置き型蓄電池の場合、容量が4~7kWhの蓄電池本体と工事費で90~160万円、8~11kWhで160~220万円、12~16kWhの場合は220~280万円となっています。蓄電池の価格は年々下落しているとはいえ、100万円以上の大きな買い物です。

太陽光発電システムと蓄電池の両方を導入する場合、補助金を利用すれば費用を抑えることができますが、それでも両方を導入するとなれば、数百万円の大きな買い物となります。そのため導入費用の回収については、売電収入によって回収するか、自家消費型太陽光発電として利用し電気代を節約するか業者にシミュレーションを依頼し、その結果を参考に検討した方がよいでしょう。

太陽光発電システムと蓄電池については地域の補助金制度もうまく利用したいものです。2021年現在、太陽光発電システムに対する国の補助金と、災害時に活用可能な家庭用蓄電システム導入促進事業費補助金という国の補助金については終了していますが、地方自治体によっては太陽光発電システムと蓄電池に対して補助金を支給しているところがあります。